2013年01月12日

木と人のぬくもり



フェアトレードの素敵なお店を見つけました。

実家の近くにあったのですが、噂を一度だけ聞いたきり、なかなか、訪れることがなかったお店です。

人にお礼の品物を差し上げるのに、どこで買おうか・・・・と考えましたら、

ちょうど、そのお店を思い出し、遠くないし、フェアトレードだし、行ってみました。

お店の扉を開けた瞬間から、とても、温かい「想い」がふわりとやってきました。

一呼吸しただけで、「ああ、素敵なお店だ」とわかりました。

お店にはチョコレートやお茶から、バッグや衣類まで、たくさんのものが販売されていました。

その、すべてが手作りで、作った方の顔写真がついて、説明書きもあったりするものもありました。

「顔の見える流通」、いいですよね。

そして、「作り手の心が伝わる」トレード。



わたしは、ずっと欲しいと思っていた、木のスプーンをみつけました。

どなたかの手作りで、温かみがあって、口に触るときにやんわりしていて、素朴なものが欲しかったのです。



バングラデシュのアブドゥルさん。

「静かなところに座って、みんなが幸せになれるようなものはどんなものか、考えて作ります」

と、書いてある説明書きの横には、

写真に慣れていないのか、はにかんで木のスプーンを持つ男性の写真がありました。

わたしは、ドキュン、と胸を貫かれ、危うく、涙が出そうでした。

こんなふうにして、丁寧に、大切に、物を作る人がいるんだな。

そして、わたしは、その心のこもったものを、使いたいな、そう思いました。

木匙.jpg

自分で使うぶんと、プレゼント用にもいくつか購入し、なんだか、心がほかほか、しました。

人間の心は、本当に美しい。

自然の力は、とっても温かい。

見知らぬ人でも、繋がってみると、愛がどんどん膨らみ、自然と結ばれると、心が広々としてきます。

この、バングラデシュのアブドゥルさんが作った木のスプーンでいただく野菜スープは、

格別においしいだろうな。



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 心あったかもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック