夏になると、下駄を履きます。
オシャレ系の下駄サンダルではなく、本当に、浴衣を着るときに履く、普通の下駄。
この、 カラン・・・・コロン・・・・、
の音がたまらなく好きです。
歩いているだけだというのに、とっても嬉しくて、夏が楽しくなってきます。
先日、
家の最寄り駅の前を歩いていると、前を歩く年配の女性が振り返りました。
わたしは、「これから、銀行に行って、ドラッグストアに行ってあれ買って、スーパーで豆乳を買って・・・」
なーんて生活のことを考えていたので、彼女が私を見ているのに気付きませんでした。
突然、その年配の女性が
「木のお履物とは、良いですねぇ」
と、わたしに話しかけてきてくれました。
私に話しかけてきてくださっているとは気がつかなかったのですが、あれ?木の履物?ってあたしのこと?
と、気付いて、やっとお返事をしました。
「え?ああ、はい。音がいいですよね。」
「履いてても気持ちがいいでしょう?」
「はい、気持ちいいですよー」
「あなたは若いからいいけど、わたしが履くのはちょっと恥ずかしいわ」
そういって、はにかみながら、年配の女性は向こうに行ってしまわれました。
日本独特の、下駄。
日本の夏。
海外で暮らしてみて、海外でお仕事をしてみて、海外を旅してみて、
初めて、日本の美しさを知りました。
外国に行くのは好きですし、隙あらば、いつでもインドに行きたいし、あわよくば、住んでしまいたいけれど、
でも、やっぱり日本は素晴らしいと思います。
あちこち、これまでいろんな国行きました。
「どこが一番よかった?」
ってよく聞かれます。
迷いなく
「Japan!」
と答えます。
風土は美しく、四季折々の情緒があり、人間は親切で、町はとてもきれい、そして、日本人の冷静沈着な心は本当にどこの国よりも優れています。
今は忘れ去られてしまったスピリチュアリティも、日本人の根底にきっと根付いていると信じています。
世界でナンバーワンの国だと思います。
今は・・・・・・、
とてもとても大変な時期だけど、
わたしは日本を信じています。

コメントありがとうございます。
みっちょさん、浴衣姿が似合いそうですね!
スラリとしてるから素敵そうです。