半日、空きました。
ぶらりと中目黒、祐天寺で途中下車。
このあたりは、人混みがなくて、落ち着いて歩けます。
お洒落なお店が多くて、飽きずにのんびり散歩できます。
半年ほど前にオープンしたという、中目黒から徒歩10分ほどの POETIC SCAPE というフォトギャラリーに行ってきました。
こぢんまりとした小さなギャラリーに展示されていたのは
北川陽稔展「annoski」でした。
以下、フライヤーより転載。
*
北海道のアイヌの地名が残る場所にて撮影された作品は、日没からあたりが暗闇に包まれるまでの時間に、数分から数十分の長時間露光による撮影で行います。
陽が沈み、闇が始まるこの時間帯は古い日本語で「逢魔時」(おおまがどき)と呼ばれ、現世(うつしよ)と常世(幽世・隠世)が繋がる時間とされてきました。
現代人の様々な営みによって上書きされた土地の奥底から、太古の姿がジワリとしみだしてくるのを待つ。
儀式にも似た北川の撮影は、フィルム以上に青みを帯びた神秘的なランドスケープを刻みます。
*
15点と、少ない展示数でしたが、とても神秘的で素敵な写真でした。
アイヌ文化の歴史ある場所での撮影は、さまざまな時代が折り重なり、人間たちのいろいろな感情がしみついたまま、ただ静かに沈黙を守るその自然が、写真から無言で多くをもの語っているような気がします。
「昼と夜の間」
「闇が始まる時間」
わたしの大好きな時間帯に撮影された写真。
昼間の情熱を内に秘め、夜に向かう「覚悟」をしているかのような時間帯。
ほんと、素敵です。
この、こぢんまりとしたギャラリーも、とても気持ちがよかったです。
写真って、撮るのも、見るのも、いいですよね。
さーて、
では、次は、ランチを食べに行こうかな〜
お腹すいた〜
(つづく)