2012年06月08日

ぶらり中目黒 その1 北川陽稔展「annoski」POETIC SCAPE


半日、空きました。

ぶらりと中目黒、祐天寺で途中下車。

このあたりは、人混みがなくて、落ち着いて歩けます。

お洒落なお店が多くて、飽きずにのんびり散歩できます。



半年ほど前にオープンしたという、中目黒から徒歩10分ほどの POETIC SCAPE というフォトギャラリーに行ってきました。

こぢんまりとした小さなギャラリーに展示されていたのは

北川陽稔展「annoski」でした。

以下、フライヤーより転載。



北海道のアイヌの地名が残る場所にて撮影された作品は、日没からあたりが暗闇に包まれるまでの時間に、数分から数十分の長時間露光による撮影で行います。

陽が沈み、闇が始まるこの時間帯は古い日本語で「逢魔時」(おおまがどき)と呼ばれ、現世(うつしよ)と常世(幽世・隠世)が繋がる時間とされてきました。

現代人の様々な営みによって上書きされた土地の奥底から、太古の姿がジワリとしみだしてくるのを待つ。

儀式にも似た北川の撮影は、フィルム以上に青みを帯びた神秘的なランドスケープを刻みます。



15点と、少ない展示数でしたが、とても神秘的で素敵な写真でした。

アイヌ文化の歴史ある場所での撮影は、さまざまな時代が折り重なり、人間たちのいろいろな感情がしみついたまま、ただ静かに沈黙を守るその自然が、写真から無言で多くをもの語っているような気がします。

「昼と夜の間」

「闇が始まる時間」

わたしの大好きな時間帯に撮影された写真。

昼間の情熱を内に秘め、夜に向かう「覚悟」をしているかのような時間帯。

ほんと、素敵です。

この、こぢんまりとしたギャラリーも、とても気持ちがよかったです。

写真って、撮るのも、見るのも、いいですよね。



さーて、

では、次は、ランチを食べに行こうかな〜

お腹すいた〜

(つづく)


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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