人間の栄養の摂取の仕方に関しては、私たちの心が最も重要な役割を担っています。
食生活は私たちの心に影響を及ぼして、私たちの性格を変化させます。
食べるもので、心の性質が変わる・・・、ということは事実です。
そして、それと同時に、その人の心の性質が、好んで食べるものを無意識に選んでいる・・・、ということもヨーガの考えにあります。
ヨーガを行ずるものは、善性(サトヴィック)なものを摂るように変えていき、そして、そうした善性のものを好むような精神状態を持ち続けることで、心の制御に関して大きく前進することができるはずです。
食生活は、食事内容を考えすぎるのではなく、心の制御ができるようになれるか、が重要です。
例えば、
チョコレートを食べるのがやめられない人は、チョコレートを止めるのを重要視せず、チョコレートを異常に欲してしまう精神状態を見直さなければいけないということです。
例えば、
コレステロールが高くて、医師から薬を処方され、飲み続けていてもなかなか改善されない、と嘆かず、食生活を変える努力をするほうが建設的です。
それと共に、コレステロールが高くなるような食事を好んで食べている、その精神状態を正していくほうがより根本的な治療と言えるでしょう。
それでは、どんなものが善性なのか。
野菜、果物、ドライフルーツ、ナッツ、新鮮なもの、調理しすぎていないもの、自然な甘味のもの、辛すぎない、苦すぎない、などです。
また、違う話になりますが、興味深い記述がありましたのでご紹介します。
「ヨーガと医学」という著書の中でブレナ医師は菜食主義の優れた点を以下のように述べています。
「人間はその肉体の構造からすると肉食ではない。生まれつきの肉食動物の場合は、動物を捕獲して動けなくさせることができるような長い犬歯を持っており、臼歯も骨から肉を剥がして繊維分を噛み砕けるように鋭くとがっている。長の長さも体の長さの3〜5倍になっている。一方、人間の場合は門歯が発達して犬歯は退化し臼歯は平たくなっており、腸の長さはかろうじて体の二倍であることからして、草食動物に近い存在である。」
「ヨーガ行者は、最小限のもので生きる術を知っている。役に立たない不要なエネルギーは使わないようにしている。こうした効率のよい生き方ができるようにヨーガ行者は、自分の呼吸を整えて感性や知性の働きが乱れないようにさせることで、自分の身体機能を変えている。」

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