わたし、ワンコから好かれます。
まあ、私が、動物がめちゃ大好きだから、動物のほうも、わたしを好きになってくれる、というのもあるんでしょうね。
でも、それだけじゃない、何かがあると思うのです。
道で出会う、散歩中のワンコたちは、かなりの高い確率で・・・必ずと言っていいほど、私をじーーーーーっと、見つめます。
人懐こいワンコだったら、こっちに突進してきます。
なんだろう、なんでしょうね。
面白いです。
そして、ワンコ、大好きだから、嬉しいです。
数年前、バリにいたときに、歩いていたら、ワンコがぞろぞろ、ついてきて驚きました。
ほかにも人間が歩いているというのに、私の後を、何匹もついてくるのです。
まるで、童話の、あのお話しみたいです。(タイトル忘れました(笑))
不思議〜。
数年前、インドのアシュラムにいたとき。
ワンコがたくさん、暑くて、道にぐったりと横たわっていました。
まるで、野戦病院のように(笑)、道端にぐったり、たくさん並んで寝ていました。
その子たち、わたしが通り過ぎようとすると、ひょい、と顔をあげて、私をみるのです。
並んで寝ている、ワンコ達が、一匹ずつ、わたしが通り過ぎる時、ひょい、ひょい、と顔を上げるのです。
元気がある子なんかは、ガバッ、と飛び起きて、わたしに顔をつきだし、鼻をクンクン、しました。
面白いです。
そんな光景を見た、道端のインドのおじさんは
「やあやあ、あんたは犬に好かれてるね〜」
と、がはがは、笑っていました。
少し離れたところで、わたしが路上でチャイを飲んでいると、また、ワンコが一匹、わたしにふらふら、近づいています。
「食べるものは持ってないのよ、ごめんねー」
と、言っているのに、ワンコはニコニコしながら(と見える顔で)、わたしにまとわりつきます。
目をキラキラさせて、ウキウキしたような表情で、わたしにちょっかいだしてきます。
インドの野良犬は、じつは気をつけなければいけないのです。
かなりの確率で、狂犬病なのだそう。
だから、手を出して撫でてあげたりしないほうがいいんです。
ワンコには触らず、「どうしたワンちゃん、元気かい?」なーんて、お話しをしていると
「ありゃ、あんた、また犬に好かれているのかい!」
と、偶然にもさっきのインド人のおじさんがそこにいました。
犬に好かれるのも面白いけど、こんなに人間がたくさんいるなか、このおじさんに二回も会うのも面白い。
そのおじさんと、世間話をひとしきりしました。
夕方の時刻、昼と夜がミックスされた色の中、空にはたくさんの星が、うっすらと見え始めていました。
懐かしい思い出。
昨日、午前中の東京でのレッスンを終えて、山梨に戻り、駅から実家までの畑道を通っているときに、
前から歩いてくる、散歩中のワンちゃんを見て、そんな記憶を思い出しました。
そのワンちゃんは、ピタリ、と止まって、わたしを、じーーーーーーーー、と凝視してから、
私に向かって突進してこようとしました。
そして、飼い主に、「こら!」と、綱を引っ張られて、引き戻されていきました。 キャウン。
ああ、ワンコたちよ。
なぜ、そんなに私を見るんだい?
いつか、わたしが犬語がわかるようになったなら、教えておくれ。