* パターン1 『懇願編』
「お願いします!!一個だけ!一個だけでいいからっ!!お願いっ!!!」
片手のティッシュを差し出し、もう片方の手は顔の前で拝みながら、眉毛を「ハ」の字にして、土下座する勢いで頼み込み、歩き去ろうとするわたしにしつこくついてきました。
かわいそうすぎて、一個だけもらってあげました。
「ありがとうございまーーーーっす!!!」
超!嬉しそうなお礼が返ってきました。
* パターン2 『目で殺す編』
信号待ち。
すっ・・・と、わたしの顎のラインにティッシュを差し出しました。
わたしは、じーーーっとティッシュを見つめました。
「テレクラ○○○」
彼は無言でわたしの顔をみつめ、なんだか悔しくなったわたしも彼の顔をまっすぐに見つめ返しました。
じーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
しばらく睨めっこをしたあと、彼はふい・・・・とわたしから背を向け、向こう側の女性に乗り換え、じーーーーーー、と繰り返していました。
ひとことも言葉を発せず。
じーーーーーーーーー。
* パターン3 『思わせぶり編』
「お願いしまーす。」
急いでいて、さっさと歩き去ろうとするわたしのあとを、わたしに身体を向けたまま、器用に後ろ歩きでついてきました。
「あ!ちょっと、ねえねえ、もしかして、これ、ティッシュだと思ってるでしょっ!」
「え?」
思わず、歩みをゆるめてしまいました。
「でもね・・・・・もしかしたら・・・・ティッシュじゃないかもしれないよぉ〜〜♪(にんまり)」
「あっはは!じゃあ」
思わず、一個、もらってしまいました。
「おっ!ありがとう!じゃあ、もう一個!」
思わず、さらにもう一個、もらってしまいました。
・・・・・やっぱり、ティッシュでした。 あはは。
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東京って、おもしろいなぁ(笑)
でも花粉の時期だけは、ありがたいです。
たまに、鼻をかみたいなぁーと思ったとき、鼻先にすっと
だされると、oh good timing!
土日は東京の街並みに、ティッシュがあふれています。
そうか、なるほど
花粉症の人には、ありがたいのですねー
以前、外国人の友人が日本に遊びに来た時に東京を案内したことがありました。
ティッシュを配っている日本人の太っ腹さに、かなり驚いてましたよ〜
ヨーロッパでは、ない文化のようですね。
台湾に行った時には、ありましたけど。
ポケットティッシュって、必要な時になかったりするんですよね。どこかで配ってないかな〜、なんて期待していいるといなかったりして。
いつも、ありがたくいただいていればいいんですけど、いかがわしい広告だと、どうしても逃げちゃいます。