昨日のこと。
朝、仕事に出るときでした。
駅の改札に向かったら、Suicaを家に置き忘れてきてしまったことに気が付きました。
ありゃー、こりゃ、不便だな〜
と、心の中でぼやきながら、久々に券売機で切符を買いました。
東京でのお仕事は、都内と近郊、あちこちを移動しますので、Suicaがとっても便利で役に立っています。
いつも、たくさんの金額をチャージしておいて、電車の利用だけではなく、コンビニやキオスク、ジュースの自動販売機など、使えるところではなんでも使用しています。
大きな荷物を肩にかけながら、または、キャリーバッグを引きながら、バッグの中のお財布をゴソゴソ探して、焦ることなく、Suicaだったら、サッ! ピッ! と、お買い物ができて、とてもとても、便利で楽ちんです。
昨日はその「すぐれもの」を持たずに家を出てしまいましたので、とっても不便でした。
が・・・・・・
Suicaがすごく便利で、持っていないと不便だ・・・・ということもわかったのですが、それと同時に、大切なことに気が付きました。
「お金のありがたみ」
今まででしたら、お茶や喉あめなんかを購入する時、自動販売機やキオスクの機械にSuicaをかざすだけで、サッ!ピッ!、と終了していたお会計でしたが、
現金で支払うとなると、肩にかかる大きな荷物が落ちないように身体を斜めにして抱えながら、こちらに持つ小さいバッグの中からお財布を手探りで探して、財布の中の小銭をガサガサとかきまわし、指でつまみあげて差し出す・・・・
という、この「あたりまえの行為」が、お金の大切さを改めて気づかせてくれました。
小さな金額・・・・たとえば、自動販売機のペットボトルのお茶150円だったり、ご飯を食べる時間がないとき、キオスクで買うSOYJOYだったり、コンビニで買う野菜ジュースだったり・・・・、それぞれ、それほど大きな額ではないのですが、「お財布から小銭をだす」という行動をすることで、一瞬、支払いを躊躇します。
「ちょっと、まてよ。 本当に、この買い物は、今必要なのか?」・・・と。
今までは、何も考えずにSuicaで、スッ!ピッ!・・・だったので、『お金を使う』という感覚が麻痺してしまったように感じました。
インターネットショッピングもそうだと思います。
クレジットカード払いで、簡単にお買い物できちゃいます。
たいていはお仕事関係の事務用品や消耗品の購入が多いのですが、必要なものが思いついた時に購入できて便利なので、わたしは、しょっちゅう利用しています。
でも、支払った気分があんまりしないです。
しかも、購入したことを忘れてしまっていて、荷物が配達されて、「ああ、これ買ったんだっけ!」・・・・と思いだすこともあります。
世の中は、どんどん、便利になって、私はそれにどっぷり浸かって、どんどん、大切なことを忘れていっているような気がします。
たとえ100円でも、50円でも、お金は大切に、丁寧に、感謝して使わなければいけないですね。 改めて、反省です。
便利になるにつれて、人間との交わりもどんどん薄れていき、そうなることで、人間と交わることがなんだか億劫になってしまうのかもしれません。
よくないな、と思います。 ほんと、よくないです。
日本人の20代〜30代の死亡原因の第一位が「自殺」だそうです。
こんなふうに、人間との心の交流がなくなってしまうことで、「孤独」を感じてしまうのかもしれません。
あの、人間との距離がめちゃくちゃ近すぎるインドでは、ありえないことです。
日本も江戸のころのように、心の通った関係を、現代風にアレンジして持ち続けていけれたらいいな、と感じました。
そうはいっても、忙しいと、どうして忘れてしまいます。
少しずつ、日常で訓練して、閉じた目を開いていきたいです。
まずは、電車以外ではSuicaを使わないことから始めてみるか!
無駄に、小銭を使わないようにしてみよう。

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