《9/17〜19に行いました「山寺ヨーガ合宿」のリポートです》
早朝、5時。
昨夜の深い瞑想の余韻も、まだ残る、夜明けの時間。
自由参加・・・とゆるい規制で呼び掛けていたにも関わらず、ほとんどのかたがご本堂に揃ってくださった。
まだ、穢れを知らぬ、今日という一日の始まりの時。
透き通る空気の中、突き抜ける山々に向かって座り、そっと目を閉じる。
予告なしに、空気がふわり・・・と揺れ、ひんやりと肌を刺激していく。
両方の鼻孔に感じる、「命の証し」に意識を集中させる。
この透明な時間に、身も心も、するり、と溶けていく。
かぶせた瞼の裏側に、光輝くエネルギーががみなぎる。
紛れもない「わたし」という存在をここに、強く感じる。
こうして、
ここに座っているだけなのに、
こんなにも幸福だと感じてしまうのは、
なぜだろう。
自分と、空気と、この地球との、境目がわからなくなる。
広がっていく、わたし。
(続く)