≪2011.9.17〜19 千葉大多喜妙厳寺で行われた合宿のリポートです≫
妙厳寺さんに到着後、オリエンテーションで自己紹介をした後に、まず最初のイベント、「竹箸作り」にチャレンジしました。
この大多喜はタケノコお料理が有名で、山には竹林が広々と広がっています。
竹が風に揺られる音・・・・って、とても耳に心地が良いですよね。
サラサラ・・・・カタカタ・・・・滞在中、この音にも癒されました。
さて、
その「竹箸」ですが、今回の滞在中、ご自分で作った、その竹のお箸ですべてのお食事をしていただきますので、食べやすいようにきちんと作らなければなりません!
「これを成功させないと食べれませんよー」
と、冗談で言いましたら、何人かのかた、本気で動揺されていました(笑) すみません。
さぁ〜、
わたしも初体験、想像もつかない竹箸つくりです。
お寺の僧侶の方が簡単に作り方を教えてくださって、あとは、自力でがんばります。
まず、山から竹を一本切ってきます。 ここから始まるんです、すごいでしょ。
そして、ノコギリで、ギーコギーコ・・・箸の長さに切ります。
その後は、縦にお箸を作りやすいように、今度はナタでスパーン、と細く切っていきます。 これが、こわーい!んです! 手を切ってしまいそうで、ハラハラしながら見ていました。
さすが!男性は、こういう作業はお上手ですね。 頼りになりました。
その後、油性ペンくらいの厚みがあるその竹を、どんどん、細く削っていきます。
ゴシゴシ、シュッシュッ、ザクザク、削っていきます。
ただ、ひたすら、削りまくります。
女性は力が弱いので、なかなか、うまくいかない方もいらっしゃいました。
最初のスタートは、皆さん全員、同じような角ばったただの竹の切れ端だったのですが、手をかけていくと徐々に、それぞれ個性的な形になっていくんですねー。
おもしろかったです。 性格がでるのでしょうか〜。
とっても丁寧に、綺麗に、細〜く、ツルツルに仕上げたかたもいらっしゃいました。 器用だなぁ。
私は、かなり大雑把な性格なので、最後の仕上げ・・・とか、形を整える・・・とか、そういうの全部考えず、荒々しいまま、突如!終了しました(笑)
「終わったの?」と聞かれ、「いや、まだだけど、終わっちゃう」と。(笑)あはは〜。
「食べ物がつかめればいいや〜」と、合宿の最初から、この大雑把っぷりを披露しちゃいました(笑)
この竹箸作りは、子供たちの合宿でも行っているらしく、「1時間もかからないで皆できちゃうよ」と、お寺の方がおっしゃっていたのですが、私達の合宿メンバーでは、1時間30分、時間を使っても、まだ名残惜しそうに、刃を動かしてらっしゃいました。
すごい集中力! 楽しんでくださって、よかった!
「なにか物を作る」って、大人になるとなかなかないですよね。 地面にしゃがみこんで、無心になって創作すると、気持が子供に戻ったようになって、とても楽しめました。
皆さん、こだわりの職人のようで、ちょっとカッコよかったです。
なかなか美しく出来上がり、まるで売っているようなスマートなお箸ができあがっていました。
自分で作ったお箸・・・・味があっていいです。
このお箸で食べるお食事も、丁寧にいただくことができたような気がします。
(続く)
初めてお会いした方々や、だった1回しか会ってない方々もいらっしゃいましたが、みんな仲良く出来て良かったです。
まるで、前世に大切なつながりがあったように感じました。
この三日間の想い出をずっと覚えていきたいです。
感動で胸がいっぱいでした。
先生を始め、皆様とてもありがとうございました。
本当に。素晴らしい3日間でした。
今、思い出しても、心があったかくなります。
そこから、ふんわりと溢れて来るものがあって、それが「感謝」なのだと気づきます。
本当に。素晴らしい人たちでした。
隔たりがなく、お互いが尊重し合い、気持ちを通わせ合い、気づかい、労い、褒め、助け合い、素晴らしい尊い人たちでした。
わたしも感動で胸がいっぱいです。
こちらこそ、出会えたことに感謝です。ありがとうございました。