「可も無く 不可も無し」
語源は儒家の始祖である孔子の「論語」にあり、
『チャレンジしてみる前から「これはいい結果をもたらす」「いや、なんの役にも立たない」などと考えてはいけない。まずやってみればいいのだ』
というのが本来の意味です。
人生には、やってみなければわからないことが、たくさんあります。
そもそも、「成功すること」「幸せになること」を強く望みすぎるから、かえって「失敗することへの不安」も、重く心にのしかかってくるのです。
ですから、何かを始めようとするとき、「成功するか、失敗するか」「損するか、得するか」などと考えない方がいいのです。
「失敗したからといって、命までとられることはない。その時は、またやり直せばいいじゃないか」と、楽観的に考えていくのです。
やってみて、結果が出てから、次のことを考えればいいのです。
未来の自分まで否定することはありません。
未来の自分は可能性に溢れているのですから。
植西聰 著
「いいことがいっぱい起こる! 禅の言葉」より