プライベートセッションを担当させていただいているクライアントさんが、選手で試合に出るということで、応援にいかせていただきました。
何を隠そう、わたしはむか〜し昔、キックボクシングをかじっていました(!!)が! それも、16年前の話です。 意外でしょ〜!? 今は、その「闘争」の雰囲気は、影も形もないと思うのですが。
でも、当時はシェイプアップのためにキックボクシングをしていたので、相手と殴りあうことは拒否して、シャドーかサンドバックで楽しんでいました。
もともと、バイオレンスなことはとっても苦手なので、自身で戦うこともなかったし、映画でも、闘争シーンになると、すぐに怖くて泣いてしまいます。
「闘」と名のつくものからは、対極の位置にいる・・・と自身の職業を分析していたわたしですが、ご縁がありまして、今回、試合を観戦させていただくことになりました。
実際に体験させていただくと、対極・・・ではなく、むしろ同極なのではないか?・・・と感じさせられ、自身の偏見を反省する、よい体験となりました。
試合前には、「わたし、大丈夫かしら? 泣いたりしないかな? ちゃんと見ていられるかしら?」とドキドキ、ちょっと心配でしたが、初めての格闘技観戦は、想像とはまったく違いとても集中して楽しめました。
イメージしていた「格闘技」というと、殴りあったり蹴り合ったりして、とても痛そうで、目を背けたくなるもの・・・・と想像していたのですが、実際には全然、違うんですね。
一言でいえば、「集中力」だと感じました。 目を背けるどころか、夢中で、目が釘付けになりました。
とくにパンクラスは「総合格闘技」というらしく、急所や人道的でないこと以外はなんでもありなようです。
ですので、殴り合う・・・・というよりも、集中力と、気のバランスの争い・・・だと感じました。
肉体を使って闘うわけですが、実際には「心と意識」で対戦している・・・・と感じました。
とても興味深く、集中して応援させていただきました。
いただいたチケットに指定されていた席は、リングのすぐ近くだったのですが、わたしには近すぎてちょっと刺激が強すぎましたので、観客席の一番後ろのほうに立って、全体が眺められる所で観戦していました。
リングの中の選手もそうなのですが、レフリーや、脇でカメラを構える報道陣、セコンドのかたがた、観客席から応援するかたたち、あの空間のすべてのかたの「緊張感と集中力」が部屋の中全体の空気を鋭くしていました。
すごい、体験でした。 想像とは全然違いました。
あの、「集中力のエネルギー」で膨張している空気はなんともいえず、とてもよい刺激になりました。
格闘技観戦、とても素晴らしい体験をさせていただきました。 衝撃的でした。 「人間」について、さらに興味が深まり、前とは違う観点で見れるようになる気がします。
クライアントの鹿又選手は、普段はとても謙虚で穏やかな感じの方です。 試合のときは、ものすごく逞しくて、彼の肉体と精神の強さに驚きました。
強い選手というのはきっと、礼儀正しくて、まじめで、懐が深い方なんでしょうね。 すごいなぁ。
彼は見事、勝利しました! よかった!
ド素人のわたしから見ても、彼の圧倒的な強さはわかりました。 開始してからもうすぐに、相手は手も足も出ませんでした。
集中して闘う姿が、とてもとても美しかったです。 日ごろ、すべてを捧げて、練習されているんでしょうね。 素晴らしい。
勝利、おめでとうございました!!