極めるひと

昨日、心に残るお言葉をいただきました。

そのかたは、ヨーガそのものではないのですが、ヨーガにも通じる方面で、極めてらっしゃる方です。

山の中の小さな建物にひとりで住んでらっしゃる、仙人のような素晴らしいおかたです。

わたしが抱いたそのかたのイメージは、透き通っていて、ふわりと軽く、それでいてギュッと凝縮されていて、ほんのり赤い・・・そういうおかたでした。

ご縁があって、訪問させていただいて、お茶やお食事をごちそうになりました。



喋るときの息が白くなる、寒〜い部屋の中で、熱い緑茶を淹れてくださったそのかたは、おもむろに

「ユキさん、あなたもね、ヨーガをしてるんだったら、ひとから『ヨガキチガイ』って呼ばれるようにならんといかんよ。『あのひとはヨガキチガイだ』ってまわりが言うまでやらんといかん。」

と、言ってくださいました。

わたしは、ストン！・・・とぴったりの穴にはまったかのように、妙に腑に落ち、「ああ、そうだよなぁ、わたしはキチガイになろう。」と決めました。

＊

おいしい昼食をごちそうになり、そのおかたは、食後にすりおろしたショウガを入れたチャイを作ってくださいました。

ショウガがかすかにツン・・・と刺激するおいしいチャイを飲みながら、そのかたはまた、突然に、こう教えてくださいました。

「ユキさん、宇宙で仕事をしていると思いなさいよ。肉体にいるんだけれど、自分は宇宙で仕事をしているんだ、ということを意識するんだよ。ちっぽけな肉体じゃなくて、宇宙の流れの中で仕事をしなさい。」

わたしは急に、ふっ・・・・と軽くなって、心は広がり、みるみる、膨らんでいき、大ーきくなって、宇宙に近づいたような気がしました。

「はい。そう意識します。」

はい、そうします。　わたしはこれから、宇宙で仕事をしながら、ヨーガキチガイを目指します。はい、そうします。

心にドキュン！と入り込み、いつまでも鳴り響き、やまないお言葉を、どうもありがとうございました。

合掌