山梨から東京のマンションに戻り、シャワーを浴びていました。
日曜は山梨で養成講座の指導をさせていただいている日。講座も大詰めを迎えてきました。
受講生の皆様のめざましい成長に驚き、喜び、とても気分が高揚したままの東京のマンションへの帰宅でした。
なんとなく、昨夜は開放的になりたい気分で、浴室のドアを開けたままにして、バスタイムを楽しんでいました。
すると・・・・・
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
突然、けたたましい電子音が部屋を振動しました。
な・・・なんだ?なんだ!? 何の音だ!?
シャワーの温度調節のボタンやら、換気扇のボタンやら、ガチャガチャ、いろいろ押してみたけど止まりません。
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
廊下に鳴り響く電子音は、グワングワン響きすぎて、どこから聞こえてくるのかわかりません。あたふたと、裸のまま廊下に出ました。
やだっ!こんな大騒音、隣の人に迷惑になっちゃう!
キッチンまで行って、ふと、天井を見ると・・・・・・・天井には火災報知機。
ピコピコピコ・・・・、赤く点滅してます。
ああああああああっ!!!!!!
そうかっ!! シャワーの湯気に反応したのかっ!! ええっ! あのくらいで反応しちゃうのっ?!
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
ああ〜!どうしたら止まるんだろう。
よーく目を凝らして天井に張り付いてある火災報知機を見るのですが、コンタクトレンズを外してしまった私は、視力が0.1以下なのです。さっぱり見えません。
ビショビショの体でヨチヨチ、寝室まで行き、眼鏡をかけて、ダダッ!と廊下に戻り、いざっ!! 火災報知機を見上げると・・・・・・
眼鏡が曇って、視界ゼロ。さらに何も見えません・・・・・。眼鏡をタオルで拭いても拭いても、やっぱり見えません・・・・。はは。
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
うわー、どうしよう。 こんな騒音、こんな夜中に本当に迷惑だ!
もしかしたら、ボタンかなんか付いてるんじゃないかな?
とりあえず、ぴょんぴょん!ジャンプして、火災報知機をバシバシ叩いてみたけれど、ジャンプした音が、ドコンドコン、余計うるさくなっちゃいました。
こりゃ、いかん!
うう〜ん、困った、止まらない! ジャンプもできない! どうする!?
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!! ピーーーッ!!
そうだ! 部屋に戻り、テーブルの上にあった勉強道具やら、仕事関係の書類やら、手帳やらを、ザザザーーーッ、と床になだれ落とし、おりゃっ!とテーブルをかついで、えっほえっほ、キッチンの廊下まで運びました。結構大きめのテーブルです。
ドアにバコバコあたりながらなんとか運び、ドコン、と廊下に置いて、よいしょっ!とそのテーブルによじ登って、間近でじ〜〜〜〜〜っくりと火災報知機を見てみると・・・・・・・・あった!
「警報停止」と書かれたボタンをポチッ、と押して、無事、赤いピカピカ点滅が止みました。
あー、びっくりした。
あー、止まってよかった。
シャワーの泡だらけのまま、裸での大仕事でした。 あー、おもしろかった(笑)
両方のお隣さん、階上のかた、うるさくしてどうもすみませんでした。
あー、おもしろかった。