お箸の持ち方を変えてみました。
お恥ずかしいことなのですが、わたしのもともとのお箸の持ち方は、正解の持ち方と少し違ってました。
ひっかける中指と薬指の位置がちょっとズレていました。
お箸を持ち始めた時から、ずっとこの持ち方でしたので、カレコレ○○年・・・
大人になってから直すのは、本当に大変ですね。
最初はなかなか、お料理がつかめなくて四苦八苦して、食事の時間がいつもの二倍の時間がかかっていたのですが、負けずに挑んでいたら、だんだんと慣れてきました。
おかげで、ゆっくり時間をかけてお食事をする楽しさも改めて思い出させていただきました。
子供のころから沁みついているものですし、もう、直らないんだろうな〜、と思っていたけれど、大人になってからでも、○○年という長〜い年月慣れ親しんだものでも、努力すると変えられるんですね。
人間の発達はすごいなぁ。
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ひとの発達について、
発達心理学者エリク・H・エリクソンの
「ライフサイクルの八つの心の発達段階について」
人は成長に伴って次々に展開する心理、社会的な課題に直面するという。
その課題を解決できれば次なる段階へと成長するが、さしかかった課題が、その人の弱さの感覚を自覚させたり、傷つきやすさに触れると、危機になる。
人の発達は、傷害にわたって危機をはらみつつ進行する。
もちろん、人生にはそれぞれその人の発達を促し、危機を救う重要な他者の存在がある。
その時どきに現れる重要人物との係わり合いで、人間は発達していく。
家族の発達、社会や時代の影響を絶えず受けながら、今、あるこの痛みや困難、苦しみを乗り越えることは、次の段階に移行するためのステップなのだ。
その課題を解決できれば次なる段階へと成長するが、さしかかった課題が、その人の弱さの感覚を自覚させたり、傷つきやすさに触れると、危機になる。
人の発達は、傷害にわたって危機をはらみつつ進行する。
もちろん、人生にはそれぞれその人の発達を促し、危機を救う重要な他者の存在がある。
その時どきに現れる重要人物との係わり合いで、人間は発達していく。
家族の発達、社会や時代の影響を絶えず受けながら、今、あるこの痛みや困難、苦しみを乗り越えることは、次の段階に移行するためのステップなのだ。
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過去があるから、今があり、今があるから、未来があります。
今日は明日に確実に続いていて、
今この瞬間は、この先へと繋がる大切な一瞬なのです。
もがき苦しい時期も、せつなく悲しい出来事も、その先のステージに移行するための、大切なステップであり、あるべくしてあり、必要な痛みだからこそ、いま与えられているのです。
わたしたちは、いつでも、乗り越えられる試練だけを与えられて、このさきに発達して進歩していける困難だけがやってきます。
いまが苦しくても、せつなくても、これは必ずクリアできるテストのようなものです。
自分自身が発達し、大きく、広くなるための大切な経験だと理解し、その先にある次のステージに向かって、困難を乗り越えたいですね。
いまいる、この場所は、たんなる通過点に過ぎないのですから、必ず過ぎ去るものです。
いくら長いトンネルも、必ず終わりますし、その先には光が溢れています。
お箸の持ち方・・・のように、長年の癖も、時間はかかっても努力次第で少しずつ改善していきます。
幼少のころから培ってきた「心の癖」も、努力次第で、少しずつ変わっていけるはずです。
ヒトは唯一の「発達する動物」ですから。
せっかく「ヒト」に生まれましたので、与えられる「人生のテスト」にきちんと向き合い、ひとつひとつ、真摯に取り組みたいです。
その先の「心の成長」のために、いまの困難にもきちんと対処し、これからも一生、発達、成長、進化、していきたいです。