2010年04月20日

「宇宙(そら)の約束」上映会

日曜日のこと。

BERGさんで青空ヨガを終えた後(昨日の記事を参照)、

気になっていた上映会に行ってきました。



甲府市総合市民会館の会議室で行われた上映会は

「宇宙(そら)の約束〜いのちが紡ぐ愛の詩〜」

という題名でした。



特別支援学校の教諭をしている山元加津子さんのドキュメント映像です。

障害を持った子供たちと、苦労しながらも楽しみつつ、一緒に歩む山元さんの、

「生きるとはなにか」

「死ぬとはなにか」

その宇宙の秘密、私たちが忘れそうになっていた大切なことを表現します。


心に残った言葉を綴ります。






世界は、陰があり陽があり、そのどちらが偉いとかではなく、双方で助け合って融合しているのだ。

人間同士も、良いも悪いもなく、すべてはひとつなのだ。

わたしたちの持っている、相対するものも、どちらが良いとか悪いとかではないのだ。






どんどん、身体が硬直して動かなくなっていく男の子。もう、治らない病気。

ピアノを弾くのが好きで、毎日弾いている。

両親は、お願いだからもう弾かないでくれと言う。毎日、少しずつ、弾けなくなっていくのを聞くのがつらいから。

でも、僕は毎日弾きたいんだよ。

毎日、少しずつ、身体が動かなくなって、弾けない曲が増えてきて、自分でもそれがわかるし、いつかはなんにも動かなくなって、なんにも弾けなくなるけれど

これが、僕だから、僕は毎日、弾きたいんだ。そして、動かなくなっていく僕を見たいんだ。

僕は、僕で、ありのままの僕を受け止めて、そして、理解しているんだ。

どんな僕でも、これが僕なんだ。だから、お母さん、お父さん、毎日ぼくのピアノを聞いて欲しいんだ。

これが、僕なんだから。





星座を見るときは、光っている星を線でつないで、それを動物とか人間とかに見立てて、星座を決めるでしょう。

でもね、ペルーのほうでは、光っていない、暗い部分を動物とか人間の形に見て、それに名前をつけているんだって。

光があって、闇があって、

どちらが強いとか偉いとかではなく、どちらも大切なものなんだって、そういうことなんじゃないかな。





「色即是空」

全ての形あるものや現象(色)はそれ自体では存在せず、互いに依存する関係の上に成り立っている

この世のすべてのものは(人も動物も虫も草も)お互いにつながりを持っているからこの世にあるんだ

すべては空(くう)



これは般若心経の言葉ですが、ヨーガにも似たような哲学があります。

「すべてはマーヤ(幻)である」






上映中、涙が止まりませんでした。

もっともっと、たくさん覚えておきたかったのに

記憶は薄情で、あんなに感動したというのに、

その心を揺さぶるたくさんの言葉を、もう、ほとんど忘れてしまいました。

でも、まだ衝撃が残っていて、心の奥でじんわり熱くなって、涙が出そうになります。



ふたつ。

心に残る詩がありましたので、また時期をみて、ご紹介させていただきますね。



バリ26


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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