彼とは、台北を旅している時に会いました。
たまたま、同じ宿だった彼と、話を交わすようになり、お互いひとり旅だったので、すんなりと打ち解けました。
わたしが「ひとり旅」を愛している理由のひとつは、こういった「人との出会い」もあります。
とくに外国では、知らない人同士でも、みなとてもフレンドリーで、「出逢い」を大切にします。
一緒に食事をしたり、観光をしたり。
楽しい旅のエッセンスとして、出逢いを楽しんでいるのがわかります。
残念なことに、日本の文化ではあまり見られないことです。
そういった「旅のスパイス」が好きなわたしは、ひとり旅ではいつも、わざわざバックパッカーが泊まるようなユースホステルに泊まることが多いです。
料金が安い、という理由だけではなく、いろんな国の方と知り合いになれて、とても楽しい思い出ができるので。
言葉は通じなくても、コミュニケーションはとれますし、心は通じちゃうんですよねー。
もし、大金持ちになったとしても、きっと、ユースホステルに泊まるだろうな、と思います。
そのスウェーデンの友人とメールなどで連絡を取り合っているのですが
彼が、一冊の本をお勧めしてくれました。
おもしろいから読んでごらん、と。
タイトル、そして、彼の説明する簡単な解説からすると、わたしの好きなど真ん中の専門書でした。
ほほう、いいね。
さっそく amazon.com で調べたのですが、その本は見つかりませんでした。
彼に「みつからないよー」とメールをしたら、「このwebサイトから注文してごらん」、とURLを教えてくれました。
その本の販売サイトから、インターネットで注文をした次の日のこと。
わたしのメールボックスに、知らないかたからメールが来ました。
なんだろう?ジャンクメールかな?
と思い、警戒して開いてみたら・・・・・
「ご注文ありがとうございました。」
という内容の文面でした。
ああ、そうか、あの注文した本の関係か、と一安心して読み進めました。
「ところで、日本のお客様からご注文いただいたのは初めてのことです。
すぐに本を送らせていただきますが、宛名はどう書いたらいいのでしょうか?(わたしは注文の時に、日本語と英語の両方を入力しておきました)
私は日本語を見たのが初めてですので、これを宛名に書く自信がないので、英語で書いてもいいですか?
日本では、英語で届きますか?
また、このWEBサイトはどうやってお知りになったのか、差し支えなければ教えてください。
私の本に興味を持って下さってどうもありがとうございます。そして、わたしの本を読んだら感想を聞かせていただけたら嬉しいです。」
と、いうような内容でした。
最後の送信者の名前を見ると・・・・・
なんっとっ!!!
本の作者の名前があるではないですかっ!!
驚きましたっ!!
あのWEBサイトは作者の方に直接つながるものだったんですね!
わぁ〜〜〜〜〜〜
なんだか、ちょっと感激しましたー。
すごーーーーーい!
そして、
その作者の方の
「わー!日本人から注文来た!すごい!嬉しいなぁ。僕の作品をアジアの人間が読んだらどう感じるのかなぁ。知りたいなぁ。」
という、ちょっぴりワクワクしている感じも読み取れて、こちらも楽しくなりました。
こちらからもお返事をさせていただき、質問に答えたあと、またお返事が来て、そのお返事も返し・・・・・
世間話や、自分のこと、なんかも少し明かしたりして。
ちょっとした、プチ文通しているみたい(笑)
なんだか、楽しいです☆
早く、本が届かないかなぁ。
すごく自分の作品を愛しているのが感じられる、この作者の方の本を、ぜひとも読んでみたいです。
おもしろかったら、皆さんにもこのブログでご紹介しますね。
それにしても、
なんとも、変わったおもしろい出会いでした。
つくづく、人生は何が起こるか、読めないな〜。
おもしろい☆