ダイニングルームに置いてある、ピンク色にほの輝いている彼女を私はみつめました。
「ありがとう。」
はにかむ彼女。
「でも、もう萎れちゃったのもあるんだよ。ほらここ。こういうのは根元から取らないとね。」
と、母。
うん。
確かに、彼女の一部は少し萎れていて、元気がないように見えます。
でも
まだ生きているし、十分美しい。
「見て。私を見て。」
と、ピンク色をキラキラ輝かせて
部屋の片隅から主張している。
母は、プチ、プチ、と茎の根元から、元気のない彼女の一部をもいでいく。
「ちょっとまって、それ捨てないでね」
わたしは、母がもいだその元気のない彼女の一部を、奪い取りました。
ほら。

こんなふうにお水に浮かべたら、まだまだ、イキイキして見えるじゃない?
わー、かわいい〜〜〜〜☆
キレーーイ!!
お花の使命は、私たちにその美しさを持って、癒しを与えてくれることだと思います。
「きれいねー、かわいいねー」
と言われたくて、一生懸命、咲いています。
だから、褒めてあげると、どんどん美しくなりますよねー。
萎れてしまった彼女には、まだ余力があって
「あたし、まだ生きているのよ!」
と、わたしに訴えているような気がしました。
萎びてしまった花弁を、こんなふうに目いっぱい広げて、
ほらね。
お水の上では、まだ十分
キラキラ輝いて、私たちを癒してくれます。
彼女はその使命を果たすのが嬉しくて仕方ないようです。
彼女たち、ニッコリと幸せそうな顔に見えます。
母も、やさしい顔でニッコリしてくれました。
人を笑顔にさせる幸せのスパイスは
注意深く見てみれば、生活の中のどこにでもありますね。
花が、花びらを落とす時のように
命の尽きる時
その時が来てみれば
はかないものでしょうけど
生きている間、花びらをつけている内は
人を喜ばせたり
笑顔にさせたり
元気にさせたり
人のために生きたいものですね。
L-O-V-E
です(^^)
そのとおりですね。
皆さんの幸せが、わたしの喜びと思って、毎日お仕事させていただいております。
毎日、たくさんの人々、様々な出来事からお勉強させていただいてます。
それを糧に、日々、精進します。