2010年01月07日

花の使命

「シクラメンがきれいだね。」

ダイニングルームに置いてある、ピンク色にほの輝いている彼女を私はみつめました。

「ありがとう。」

はにかむ彼女。

「でも、もう萎れちゃったのもあるんだよ。ほらここ。こういうのは根元から取らないとね。」

と、母。



うん。

確かに、彼女の一部は少し萎れていて、元気がないように見えます。

でも

まだ生きているし、十分美しい。

「見て。私を見て。」

と、ピンク色をキラキラ輝かせて

部屋の片隅から主張している。



母は、プチ、プチ、と茎の根元から、元気のない彼女の一部をもいでいく。

「ちょっとまって、それ捨てないでね」

わたしは、母がもいだその元気のない彼女の一部を、奪い取りました。



ほら。



シクラメン




















こんなふうにお水に浮かべたら、まだまだ、イキイキして見えるじゃない?

わー、かわいい〜〜〜〜☆

キレーーイ!!



お花の使命は、私たちにその美しさを持って、癒しを与えてくれることだと思います。

「きれいねー、かわいいねー」

と言われたくて、一生懸命、咲いています。

だから、褒めてあげると、どんどん美しくなりますよねー。

萎れてしまった彼女には、まだ余力があって

「あたし、まだ生きているのよ!」

と、わたしに訴えているような気がしました。



萎びてしまった花弁を、こんなふうに目いっぱい広げて、

ほらね。

お水の上では、まだ十分

キラキラ輝いて、私たちを癒してくれます。

彼女はその使命を果たすのが嬉しくて仕方ないようです。




彼女たち、ニッコリと幸せそうな顔に見えます。

母も、やさしい顔でニッコリしてくれました。

人を笑顔にさせる幸せのスパイスは

注意深く見てみれば、生活の中のどこにでもありますね。








posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 01:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 心あったかもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
人生も

花が、花びらを落とす時のように
命の尽きる時

その時が来てみれば
はかないものでしょうけど


生きている間、花びらをつけている内は
人を喜ばせたり
笑顔にさせたり
元気にさせたり

人のために生きたいものですね。

L-O-V-E 

です(^^)


Posted by チンスイ at 2010年01月07日 23:46
チンスイさん。

そのとおりですね。
皆さんの幸せが、わたしの喜びと思って、毎日お仕事させていただいております。

毎日、たくさんの人々、様々な出来事からお勉強させていただいてます。
それを糧に、日々、精進します。
Posted by ユキ at 2010年01月08日 01:48
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