《エッセイ•人との出会いが好きだ•イタリア編》
旅が好きだ。人間が好きだ。
イタリアが好きだ。人間がオープンで近くて激しいのが好きだ。
愛する人たちとする旅が好きだ。
一人でする旅が好きだ。
地球が好きだ。
文化の違いを楽しむことが好きだ。
なぜ私が、一人でするほぼノープランの旅を愛するかというと、
旅先での人との出会いが素晴らしいから。
それはもう、絶対的に例外なくいつでも間違いなく、素晴らしい。
人間が好きだ。
情熱的なイタリアでは、弾けんばかりに楽しんでる姿もたくさん見るけれど、怒ってる人や文句を言ってる人もたくさん見る。
その両方の激しさが好きだ。
とても、生命力を感じる。
イタリアが好きだ。
ミュンヘンから車で来れる距離なので、毎年、1〜2回は訪れている。
今年の旅も、素晴らしい出会いがあった。
奇跡の瞬間、祝福のギフトも数えきれない。
イタリアに歓迎され愛されてるのが、心底わかる。
今回は、夫のホリデーについてきた私だけれど、彼がワークショップに参加するため、一週間の別行動中のいま。
二人旅もロマンチックで良いけれど、私にはやっぱり奇跡の連続の一人旅も必要だ。
二人だと夫に合わせて、素敵なレストランなんぞに行ってラグジュアリーっぽい食事をしたりするのだが、
基本的に私は質素な旅人なので、口笛など吹いて鼻唄歌ってだらっと寛げるほうが肌にあってるので、一人でいるとまったく外食はせず、毎食、滞在アパートで自炊して、バルコニーなどでのんびり食事をしながら、地元の人を人間観察するのが好きだ。
今日は、トスカーナ地方の小さな小さな村にいる。
ぶらぶら散歩して、あっという間にぐるっと一周できてしまう、とても小さな村だ。
私は観光地はどうも合わないのでいつでも辺鄙なところを選んで滞在する。
イタリアの古い町はたいてい、岩の丘のうえに存在していて、この村も同じく。
村の頂上にはとても小さな城跡があって、広々としたトスカーナ地方が贅沢にも360度のパノラマで一望できる。
この部分を書いている今、
その城跡の崩れた城壁に腰かけて、なにも変えようとせず、なにも起こそうとせず、ただただ、存在する命のままで、ただ佇む。
昼間の刺さるような暑さを一気に冷やしてくれる心地よい風が、私の肌を喜ばせる。
昨日は、
去年、お世話になった地元の人に会いに車を走らせた。
昨年の旅の途中で滞在したオーガニック農場のご家族。
今年も泊まりたかったのだけれど、連絡したときは残念ながらすでに満室だった。
でもやっぱり、会いたいなー、と思って、遠くに移動して手遅れになる前に連絡をしたら、とても喜んでくれた。
きっかり一年ぶりに、突然出現した私を、彼らは大歓迎してくれた。
昨年たった4日間の滞在だったけれど、私はまるで家族になったような安心感をこのご家族から感じた。
ご夫婦と若い息子さんの3人家族。
このご夫婦がものすごい自由でクリエイティブで感性だけで生きているのに比例して、息子さんはしっかりして理屈っぽいけれど繊細、というコンビネーションが、とっても愛すべき絶妙なトライアングルで好きだ。
私が好意を伝えると、彼らも
「すべてのゲストが良いゲストというわけではなくて、でもユキはもう、いつでもウェルカムの最高のゲストだ。僕らも家族みたいな親近感を持っているよ。泊まらなくても、また顔出しに来てよ」と。
私の方も、すべてのホストが共鳴するわけではないから、ピッタリくるホストと出会えるのはとっても嬉しい。
ああ、人間とのご縁って素晴らしい。
駐車した車から出るやいなや「ユッキィーーーー!!」と大声とハグから始まって、新鮮なフルーツウォーターでおもてなししてくれ、無農薬の商品を買ったらオマケもしてくれて、お土産もくれて、別れ際に農場ママが
「あ、ちょっと待って!ユキはビーガンだったよね」
といそいそと消えていき、戻ってきたら、紙袋いっぱいの畑からの新鮮トマトを私に渡してくれた。
嬉しいなあ、嬉しいなあ。
ネット上だけの関係ではなく、こんなふうに生で人間と繋がるご縁が好きだ。
旅先で出会う人たちというのは、
通りすぎて思い出として生き続ける人々と、
生の人生の一部になって、何度も会って親交が深まっていく人々と、
2パターンあって、その両方ともがそれぞれ美しい。
今朝は、もう一人、違うオーナーさんにメッセージを書いた。
去年のイタリアで、airbnbで見つけたアパートの一室を借りて泊まったオーナーの女性。
彼女は詩人でエッセイストで、彼女の人間に対してのポジティブな興味と繊細な思いやりが好きだ。
滞在したときは、彼女のアパートの一室を借りたので、共に食事をしたり、友人たちとのワインの輪に入れてくれたり、とてもフレンドリーに接してくれ、歓迎してくれていることに安心感を持って滞在できた。
彼女の書く本のことや、私のダンスのこともシェアして、素敵な時間を過ごさせてもらった。
そんな思い出が甦って、メッセージをしてみた。
「今年から私は犬と一緒に旅をしてるのであなたのところには泊まれないけれど(彼女は猫と一緒に暮らしてるから犬の泊まりはダメだと知っていた)、でも今イタリアで、あなたとの素敵な時間を思い出しています」と。
すぐにお返事くださって、私からの突然のサプライズメッセージをとても喜んでくれて、詩的で情熱的な表現で私との思い出を美しく表現してくれた。
「近くに来たら、遊びにおいで、とても忙しいけれど、でも時間を作るから一緒にご飯を食べに行きましょう」と。
ああ、人間とのご縁って素敵だ。
そして今年、
いま滞在しているこの小さな村のアパートは、オペラ歌手の女性がオーナーさんで、村の小さな教会広場の目の前の石造りのこじんまりした感じのよいお部屋。
このオーナーさんも予約のときからのメッセージのやり取りから、すでに大好きだ。
オープンで柔軟で情熱的で、毎日の些細な時間を本当にめいっぱい楽しんでいる。
ゲストへのウェルカムが心からのものなのが感じられる。
そのオペラ歌手の彼女が主催するコンサートが、今夜、私の滞在するアパートの目の前の教会広場で行われるとのこと。
目の前も目の前、というか、アパートは広場の一部だから、庭でコンサート、と言ってもいい。
なんてラッキーなんだろう。
私は自動的にVIP席だ。お風呂上がりにパジャマで参加できる。しかも無料(でも楽しかったら支払おうと思ってる、受け取ったなら与えるのは当然)。
午後からすでに彼女の友人たちとミュージシャンだけのパーティーが始まっていて
「やあやあ、ユキ、ワインをどうぞ、え?あとで?いや今持っていきな、はい!」
という感じで、楽しいワイワイに私も(喜んで)巻き込まれた。
この女性の人生のお話もゆっくり聞かせてもらいたいな。
「毎日が最高だよ。この村は最高!」
と言う彼女の陰りない笑顔はずっと忘れられないだろう。
いろんな国を旅する機会が与えられる私の人生には、愛しい人が世界のあちこちにたくさんいる。
旅が大好きだ。
人間が大好きだ。
旅で出会った素敵な人間たちのエッセイを、いつか書こう書こう、死ぬ前に、と思っているのだけれど、
いまだ現在進行形で楽しんでる旅人の人生の真っ只中にいるので、
思い出を回想する時期がくるのはいつになることやら。
独り占めするにはもったいない、素晴らしい体験と素敵な人々との時間。
いつか書いて残しておこう。死ぬ前に。
そんな、トスカーナのとある夜。
この小さな村で出会った人々の笑顔も、今夜のサプライズコンサートも、来年には素敵な思い出となって、ふとした時に思い出しては幸せな気分になるのだろう。
おっと、
思いがけず長くなってしまった。
もうすぐ、VIP席で参加する、教会広場のコンサートが始まる。
最後にもう一度書いて終わりたい。
私は旅が好きだ。
人間との出会いがとても好きだ。
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