「リスニング・相手を聞く力は、世界の平和に繋がる」
ここ数年、わたしが生活の中で深く感動していることは、
「リスニング・聞く力」を養ったことで、人間に対する恐れが少なくなり、反対に、人間への理解と愛が増えたということです。
それは、私にとって、革命的に、人生を豊かにしてくれることだと感じています。
どのように相手の話を聞くかによって、話している相手を傷つけることになってしまうこともあったり(良かれと思って言うことでも、相手は傷つくことがある)
また、聞き手の聞き方によって、なにか特別なことをしなくても、話し手にとって大きな癒しになったりもするのです。
私自身、ずっと昔から、とても繊細で、しかも、エンパシックコネクションが強くて、すぐに相手の感情に巻き込まれて同化してしまうので、
どうやったら自分をプロテクトしながら、かつコミュニティの中で生きていけれるのだろうか、と今よりも若いころ、かなり悩んでいました。
(その詳しいお話はまたいつか・・・)
私が話す言葉に返ってくる言葉の数々で、とても傷つき、「もうなにも話したくない」とどんどん、自分の気持ちを表現することを殺していました。
昔はそんなだった私が、今はスピリチュアルカウンセリングのお仕事をしているのは、その経験から学んだことを活かしているからです。
「人の話を聞く」・・・・というのは、「その人の問題の解決をしてあげること」・・・ではないのです。
よくありがちな、受け答え。
「でも、それもありじゃない?」と不用意に元気づけられたり、
「そんなことないよ〜」と軽々しく言われたり、
「ほら、笑って笑って!」と無理に強いられたり、
「こうしたほうがいいんじゃない?」とアドバイスされたり、
「それって、こういう意味じゃない?」と、分析されたり、
「もうそんな顔しないの!」と、否定されたり、
「もっとこう考えなよ」と、自分を変えようとされたり、
話している途中で遮られたり、
または、まだ話が終わっていないのに、違う話を振られてしまったり、
話しにくいけれど少し勇気を出して、自分の恥ずかしいことを話しているのに、その人の経験にすり替えられてしまったり、「そうそう、わかるよそれ、私もさぁそういうことあって、あの時はああでこうで・・・・」
スマホを見ながらや、何かをしながら聞かれていたり、
ああ、この人は私の話を本当には「聞いて」いないんだな、と感じる数々のことなど・・・
私たちが無意識に相手に対してかけている、こういった数々の無意識的に発している言葉に、私はこれまで、とてもとても傷つけられてきました。
「なぜ、この人たちはこんな言葉を私にかけるのだろう?」と、熟考したこともたくさんあります。
笑えないほど打ちのめされて落ち込んでいるのに「笑って、笑って!」と言われた時のショックや、
ただ話しを聞いて欲しかっただけなのに、こうしろああしろと言われたときのショックや、
こんなに傷ついているというのに
「でもこの人は私のためを思って言ってくれているのだろうから、傷ついている結果になっているけれど、感謝しなきゃいけないよな・・・・」
と、無理やり、元気になったようなふりをして見たり、ありがとう、と言ってみたり・・・・
でも実際は、私の求めていたものではなかったというのに。
相手を思いやる、空気を読む日本文化の、アルアル、じゃないかなぁ?と思います(どうですか?)
そんな数々、傷ついた経験から、「なぜ、ただ聞いてくれないのだろう?」という腹立ちにも似た疑問が芽生えました。
私なりの結論は、「その人は私のネガティブな姿は見たくないから、私を変えようとする」。
でも、なぜ、「私のネガティブな姿は見たくないのか?」。
それは、「自分も引きずられてしまうから。私が落ち込んでいると、自分も苦しくなるから、だから見たくない。→変えようとする」。
それに対して、解決策はなんだろう・・・・? 相手のサポートになる聞き方ってなんだろう・・・・?と、長いこと熟考しました。
そして、発見したのは、
「自分の軸をきちんと持ち、誰かが落ち込んでいることに影響されずに、どんな状況でも幸せでいられる自分でいる状態」で聞くことが大事だということ。
そのためには、常に、自分の中心に立っていることが大事です。
私が「人の話を聞く」ときには、お仕事でもプライベートでも、まず一番、「自分の中心に立っている」という状態で聞くようにしています。
そして、相手を変えようとせず、アドバイスをしようとせず、何とかして相手を救出しようとせず、
ただただ、相手の中にすべての答えと求めるものがあるのだ、と信じて見守ります。
それは、相手の中心への絶対的な「信頼」でもあります。
それを、自分の中心に立って、ひたすら、愛そのものの存在で、「ただ聞く」をします。
それは、自分の中心への絶対的な「信頼」でもあります。
わたしは、この気づきと、そこからの実践が、本当に人生の役に立っています。
自分への信頼が増し、相手への愛が増し(苦手な相手だとしても愛を向けることはできます。Like ではなくても、Loveはできるのです)、そして、人間としての共鳴を感じて、さらに自分への愛と信頼が増していく。
長いこと、ヒーリングやスピリチュアルカウンセリングのお仕事をさせていただいておりまして、私が感じることは、
一番、私たち人間の心を揺さぶるものは「人間関係」だということ。
「人間関係」」もしくは、「人間を通して自分の中から起こるあれこれ」です。
私たち人間は、「投影」をしあいながら、関係を築いていきます。
それは、自分のフィルターを使って、常に人を見て、その人から受け取る感覚や感情を、知らずに自分で作り上げている、ということです。
苦手だなと思う人や、好きだなと思う人というのは、自分の色眼鏡から感じる「投影」なのです。
そして、そうやって「投影」しあいながら、人間関係を築いていきますから、「投影」をやめることはできないのです。
だから、「投影」がダメだとか、悪だとか、毒だとか、そういう、ゼロか100か、みたいな考え方ではなくて、
それに気づいていることが大事なのだと、伝えたいのです。
「私がこの人から感じているこの感情は投影だな、わたしのフィルターであって真実のこの人ではないんだな」ということを、常に知っていて気付いていることで、それに振り回されなくなります。
大抵、人間関係がギクシャクするのは、「誤解」からの思い込みです。
「誤解」というのが、この「自分の色眼鏡」から発生するものです。
そうだと思い込んで嫌な気分だったけれど、よくよく聞いてみたら、その人には・その出来事にはきちんと理由があって、結局、自分の思い込み・勘違いだった・・・・なんていうこと、よくあります。
そして、「よくよく聞いてみた」からこそ、自分の勘違いと思い込みだった、と気づくわけですが、
そこで「聞いてみる=話し合う」ということが、なかなかできないと、そのまま勘違いした違和感のまま、亀裂が深くなっていったりします。
これも、日本文化のアルアルだと思うのですが、不信感や怒りを感じると「もう口をききません」や「聞く耳持たない」となってしまって、
そうなると、到底「話し合って誤解を解こう」にはなりえないのですね。
(私はこの経験からもたくさん傷ついたことがあります。誤解を解きたいから話し合いたいのに、聞いてくれないブロックされる)
「どのように聞くか」そして、「聞く耳を持つこと」だけが、誤解を→理解に変えていくことができ、
そして、誤解は→理解に変わっていくと、自分も相手も学びが深まって、人間の深みと、調和が増します。
わたしは、世界の不和は、私たち一人一人の不和から始まっているのではないか、と感じるのです。
だから、わたしは、
「リスニング・聞く力を養うこと」が、世界の調和に繋がっていくのだと感じるのです。
もうすぐ開催します、カウンセリングスキル伝授講習では、
http://yukismyogaism.seesaa.net/article/415731799.htmlカウンセラーとしてお仕事をしていく技術だけではなく、「聞く力」を培って養っていくことをメインにお話をさせていきます。
どうやって、存在感で聞くのか。
自分の中心に立って、自分の中でくつろぎ、自分への信頼と繋がりながら、人の話を聞く。
聞く側がきちんと自分の中心にいて聞いてくれていると、相手は知らず知らずに、安心して自分の真実を話しだします。
全身全霊で聞いてくれる相手を目の前にすると、
聞いてもらえないかも、や、私を変えようとされるかも、や、否定されるかも、や、ジャッジされるかも、などの恐れがなくなり、
知らずに、言葉が真実を語りだします。
そんな風にして、「リスニング・聞く力」を生活の中で活用していきますと、周りとの関係性が知らずに違うものとなっていき、そして、自分との関係性も、より心地よいものへと変わっていきます。
私は、人の話を聞くお仕事をしていますが、だからと言って私が完璧なのだというわけではなく、
私自身、たくさんの間違いをしてしまったり、傷ついたりしながら、日々、学びを深めております。
人間だもの、完璧なんてありえません。
だからこそ、学び続けている、そんなわたしの学びを、ご縁のある方にシェアさせていただけたら嬉しいです。
ぜひ、カウンセリングスキル伝授講習を、あなたの人生にお役立てください。
リクエストをいただきました時にだけ開催をしています。
日程が合わない方は、どうぞリクエストをください。
(4/29,30 オンラインにて)
http://yukismyogaism.seesaa.net/article/415731799.htmlそして、
いま、日本に一時帰国中に、いくつかの土地にてワークショップさせていただくツアーを行っています。
6/5〜6の週末は、千葉県いすみのBrawn's Fieldさんで、Movement Medicineのリトリートをさせていただくことになっておりまして、
その企画の中で、「自分の中心に立って聞くこと」についてのシェアと、練習実践をしていく時間を作ります。
とても深く意味のあるリトリートとなると思いますので、どうぞ、このチャンスにぜひご参加ください。
少人数制で安全安心なサークルを作りますため、定員8名様となります。
イベントページは、もう少ししましたら出来上がりますが、すでに何人かお申込みが入っておりますので、ご参加をご希望の方は先行申し込みしたほうがよいかもしれません。
そして、
5/23〜24には、富士山の近くにて「わたしのなかの自然を抱きしめる〜Movement Medicine リトリート」を開催します。
このリトリートの中でも、「聞く」という実践を少しシェアしたいと思っています。
富士山が絶景の温泉宿での開催です。
ARCO Cristalクリスタルショップとのコラボですので、クリスタルを使った瞑想などもしようと考えていますよ。
https://www.facebook.com/events/2588065951486745私が日本に滞在していますあいだに、どうぞご縁のある方へ、
存在感と、言葉と、身体で、直接あなたへ、シェアできますように。
合掌
ユキ ラクシュミナラヤニ
≪ジャパンツアースケジュール≫
こちらのページで随時変更更新中。
http://yukismyogaism.seesaa.net/article/474221846.html