こちらでのお食事のことを、前にちょっと書きましたが、
インドでのお料理は、カレーか、カレー味(マサラ味)のスープか、カレー味のくたくたの野菜の炒め物か、カレー味の豆の料理が、メインです。
早く言うと、カレーか、カレー味のなにか、しか食べないんですね、インド人は。
夏の暑いときは、道端でキュウリなどをカットしてそこらじゅうで売っているのですが、そのカットキュウリにもマサラが振りかけてあります。
食事が支給されるタイプのアシュラムでは、食事をした自分の食器は、自分で洗います。
いま滞在させていただいているアシュラムでは、面白いことに、砂で食器を洗うのです。
こんなふうに、バケツに砂が入っていて、スポンジの代わりにビニール袋を使います。
こんなんで綺麗になるのかなぁ〜?と思ったのですが、ふと、昔、インドの砂漠地帯をラクダに乗って旅した時、
そういえば、お水を使わないようにするために、砂でお皿を洗うことを、そのとき同行してくれたインド人に教えてもらったなぁ〜、と思い出しました。
化学的な泡や有害排水も出ないし、砂は大地=地球ですし、これなら、排水に流しても安心だー、なるほど。
これまでわたしが訪れた数々のアシュラムは、インターナショナルに有名な聖者のアシュラムがほとんどでしたので、
たいてい、外国人も滞在していましたし、日本人の姿も見えましたし、英語の表記があちこちにあったのですが、
ここは、完全にローカルなこの地域のスピリチュアルリーダーのアシュラムのようで、
全員、インド人で、外国人は、わたしだけです。
しかも、女子です。
肌が白いのは、わたしだけ。
ものすんごい、目立ちます〜〜。
インド人は、日本人と違って遠慮とか、空気を読むとかしませんので、
わたしが現れると、ここにいる、全員ぜーんいんが、じーーーーーーーーっと、わたしをまじまじと凝視します。
あの、怖い顔で、じーーーーーーーーっと、全員が、わたしをガン見します(笑)
インド、慣れっこのわたしでも、背筋をシャキッとちょっと緊張して、さながらスター気分です(笑) はは
インド人は顔は怖いですが、これが普通の顔なので、別に怒っているわけではないので、
こちらが「ニコッ」と笑ってみせたり、合掌して「ナマステー」と言うと、心を開いてくれます。
英語が全然通じないのですが、だんだん私も馴染んできましたので、みなさん、ヒンディー語で話しかけてくれるのですが、わたしがヒンディーがわからないので、ごめんね、という気分。
すると、ジェスチャー大会になります。
それでも、わからない(笑)、ときは、ははは、と笑ってごまかして、手を振って立ち去ります。
「飯は食ったか?」とか、「寒いねえ」とか、「どこ行くんだ?」とか、
一人のわたしをみなさん、気遣ってくれて、見守ってくださって、ありがたいです。